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葬送のフリーレンのヒンメル生まれ変わりはある?フリーレンとの関係も考察

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エルフの魔法使い・フリーレンが仲間と旅をし、生まれる心境の変化や成長を描いた作品「葬送のフリーレン」。

フリーレンはかつて勇者・ヒンメルたちと旅をしていましたが、ヒンメルは老衰のため死亡しています。

この記事で紹介する内容!
  • ヒンメルが生まれ変わる可能性はある?
  • ヒンメルはどんな人物?
  • ヒンメルとフリーレンとの関係は恋人同士?

について解説します!

作品名葬送のフリーレン
 作者山田鐘人
 出版社小学館
 雑誌・レーベル少年サンデーコミックス
 巻数12巻
(2024年1月現在)
目次

ヒンメルが生まれ変わる可能性はない!

ヒンメルが生まれ変わる可能性は、ほぼないと言って良いでしょう。

  • ヒンメルは物語冒頭で死亡、その後は回想シーンにて登場
  • 一部の編を除き※、基本はフリーレンの昔話を私たちが覗き見ている

※一部の編(タイムスリップ編)については後程解説。

  • アニメ未放送のネタバレ内容が含まれるため、ご注意ください。

フリーレンはヒンメルの魂と再会することが目的  

引用:コミックシーモア

ヒンメルの死後、フリーレンが旅を続ける目的は「魂の眠る地」でヒンメルの魂と再会することです。

この「魂の眠る地」を目指して、フェルンやシュタルクと長い旅を続けています。

この魂の眠る地で再びフリーレンがヒンメルの魂と出会うのかもしれないですが、ヒンメル自身が肉体を持って生まれ変わることを目的とはしていないんですね!

また、ストーリーの中でフリーレンはヒンメルたちと歩き続けた各地を追いかけるように辿っていきます。

その中で、ふとしたときにヒンメルの言葉を思い出すフリーレン。

感情が薄く人とはかけ離れた感覚を持つフリーレンの中で、ヒンメルの過去の言葉がフリーレンを時に支え、時に後押しする、まさにフリーレンの中で生きているヒンメルが、ストーリーの中で生きていると言えるでしょう。

そして、フリーレンにとってはそれだけで十分なのです。

作品のテーマは生と死  

「葬送のフリーレン」のメインテーマは生と死と考えられるため、ヒンメルが生まれ変わる可能性は低いです。

フリーレンのパーティーメンバーに注目すると、すでに亡くなっているのはヒンメルとハイターで、今でも生きているメンバーはアイゼンです。

ストーリーは、ヒンメルの死を見届けてから始まります。

もう語り合うことも質問することもできなくなった昔の仲間だからこそ、再び同じ地を巡ってフリーレンがもらった言葉の意味を探しに行っているように見えますね。

さらに、ハイターは亡くなる直前に、一人で旅をするフリーレンにフェルンを託します。

ハイターにとってはフリーレンを一人にしたくないという思いと、今度はフリーレンからフェルンに旅の中でフェルンに生きる意味を与えようとしたのではないでしょうか。

この二つの出来事は、「死」がなければ成り立たないストーリーです。

そして、新たに意思を受け継ぐ「生」も生まれています。

託す者たちがいれば、受け継ぐ者たちがいる。

死で別れる者もいれば、生まれ出会う者もいる。

フリーレンを軸にして人生の中で繰り返される出会いと別れを生と死のテーマに沿って、残された者の生き方を説いているのかもしれません!

転生ものの作品ではない

葬送のフリーレンは、転生もののストーリーではありません。

転生ものとは、何らかのきっかけで過去や異世界へ移動し、別人もしくは本人のままで移動した世界で生き抜く物語です。

葬送のフリーレンが掲載されているサンデーでは、後日碑ファンタジーと言われていて、「転生したらスライムだった件(転スラ)」や「オーバーロード(オバロ)」などがヒットしています。

フリーレンは、淡々と50年前にパーティメンバーと歩いてきた道を一人で再び歩き出し、思い出を振り返りながら残してきたことや人を救い、今度は自分がパーティを作って目的の地に向かっていく物語です。

ヒンメルが生き返る可能性があるかも

ヒンメルが生まれ変わることはありませんが、生き返る可能性があります!

ヒンメルが生き返ったらフリーレンもきっと喜びますよね!

何故ヒンメルが生き返る可能性があるのでしょうか?

「女神の石碑」でタイムスリップ?  

「女神の石碑」によりフリーレンが過去を改変していればヒンメルが現代に生き返った可能性があります。

魔王を倒したあと、ヒンメルらのパーティーは一度バラバラの人生を歩みます。

過去のフリーレンがより定期的にヒンメルと顔を合わせていれば

  • ヒンメルの微細な変化の早期発見
  • 生活習慣改善による寿命伸ばし

により現代に戻ってきた際、生きていた=生き返ったかもしれません。

タイムスリップ編

  • アニメ未放送のため、ネタバレ注意!
あらすじ「女神の石碑」に触れたフリーレンは、ヒンメルが死ぬ53年前にタイムスリップ。当時一緒に旅をしていたヒンメルらと過去軸で再会する。
該当話105話~118話
単行本12巻以降
(単行本未発売・既刊11巻マハト編まで)

勇者ヒンメルの死から31年後。

フリーレンが「女神の石碑」に触れたことにより、フリーレンは過去にタイムスリップ。

平然と話しかけてくるヒンメル、アイゼン、ハイターに普段無表情のフリーレンも驚きを隠せません。

最終的には、なんとか現代に戻ってくることはできたのですが、ヒンメルとフリーレンの過去での再会シーンはフリーレンの心境を思うと感動してしまいます。

ヒンメルは師匠フェルンの生まれ変わり?

ヒンメルの現代の旅仲間、フェルンはヒンメルの生まれ変わりではありません。

しかし、パーティーメンバーであったハイターと幼少期を過ごした後フリーレンと共に旅をしています。

  • フリーレンの昔話
  • 訪問先のいたるところで銅像になっているヒンメル
  • 人々が語る勇者ヒンメル伝説(実際は話が大きくなっている、とフリーレンは言う)

上記のことから、フェルンもヒンメルの存在を認知しています。

ヒンメルはどんなキャラなのか解説

引用:葬送のフリーレン

魔王を倒した伝説のパーティーメンバーである勇者ヒンメル。

葬送のフリーレンの時間軸も、「勇者ヒンメルの死から〇年後」と

書かれることから、物語において非常に重要なキャラクターとなっています。

フリーレンに残した印象的な言葉の数々  

ありがとうフリーレン。君のおかげで最後にとても楽しい冒険ができた。綺麗だ。

葬送のフリーレン 1巻より引用

死期が迫ったヒンメルに流星群を見せるべく、奮闘したフリーレンに対してヒンメルが述べたお礼の言葉ですね。

最後に、と言っていることからヒンメルとフリーレンの旅が終わった後、おそらくすぐにヒンメルは死を迎えることが読者の私たちにもわかってしまいます。

「でも1番の理由は、君が未来でひとりぼっちにならないようにするためかな」

葬送のフリーレン 2巻より引用

フリーレンは人間よりもずっと長生きをするエルフです。

ヒンメルはもちろん、ハイターやアイゼンは確実にフリーレンより早く死ぬ運命にあります。

ひとりぼっちになってしまうフリーレンを心配するヒンメルは、街のいたるところに自身の像を立て

「自分はいつだってフリーレンの傍に居るよ、だから悲しい顔をしないで」

という思いをフリーレンに伝えたかったのではないでしょうか。

心の支えがいるのは子供だけじゃない。

葬送のフリーレン 4巻より引用

フリーレンが体調を崩した時、ヒンメルはフリーレンの手を握りずっと傍に居続けました。

どうして手を握るのかわからなかったフリーレンに対して、ヒンメルが返した言葉です。

  • この手を握る行為は、フリーレンに受け継がれ、フェルンにも同じことをするシーンがある

行く先々で慕われる勇者  

ヒンメルは立ち寄る街の先々で、フリーレンの反対を時に押し切り、時には雑用のような人助けを積極的に行っていました。

ヒンメルの死後、各地へフリーレンが再訪するたび人々が彼を慕っていたことを理解します。

当時のヒンメルの心境としては

  • 孤児院出身のため、寂しさから人との交流を求めたヒンメル
  • 自分が孤児院に救われたから、自分も他の人を救いたい

という思いを抱えていたのではないでしょうか。

実はすごい実力者  

魔王を倒しただけあり、ヒンメルの強さは作中トップクラスといえるでしょう。

戦闘力がとても高く、周りの魔族もヒンメルと会わないよう行動を抑えていた時代もあります。

アニメではヒンメルの華麗な剣裁きが映像化されています!

ヒンメルが迎えた最期

ヒンメルは最期の時を迎える直前に、フリーレンと最期の旅をします。

目的は、エーラ流星群を見に行くこと。

  • 青色の髪の毛も薄くなり、人間としての老化が進むヒンメル
  • 数十年では容姿にほぼ変化のない、エルフのフリーレン

周りから見れば老人と孫にも見えかねない2人。

降り注ぐ流星群の中、フリーレンとヒンメルは2人で過ごした思い出を噛みしめます。

間もなく訪れる、1つの旅の終わりを感じながら。

ヒンメルとフリーレンの関係は恋人?  

ヒンメルとフリーレンは、最後まで恋人関係になっていません。

パーティーメンバーの一員として関係を築き上げました。

ヒンメルはフリーレンが好きだった?  

ヒンメルはフリーレンに片思いしていたと考察されます。

誰にでも優しいヒンメルでしたが、作中ではフリーレンを気にかけている描写がとても多いです。

フリーレンが軽い気持ちでヒンメルにキスを投げると、伝説の勇者なのに一発ノックアウトされてしまうほど。

ヒンメルがフリーレンに指輪を贈った理由とは  

かつて討伐に協力してくれたフリーレンへのお礼として、ヒンメルは指輪を送っています。

それには意味が込められていました。

適当に選んだフリーレンに対して、指輪をじっと見つめるヒンメル。

何とも言えない表情を浮かべていたことが当時の回想から伺えますね。

実はこの指輪のデザインは

  • 「鏡蓮華」と呼ばれるもの
  • 「久遠の愛情」が込められている

とフェルンの解説により発覚します。

フリーレンはこの説明を聞いても、ピンと来ていませんでした…

ヒンメル、報われません。

フリーレンはヒンメルをどう思ってる?

フリーレンがヒンメルに対し、恋愛感情を抱いている描写は見られません。

しかし、フリーレンの回想に毎回ヒンメルが登場することから、フリーレンの長い人生の中でフリーレンの考え方に多大な影響を与えた人物こそヒンメルだといえます。

葬送のフリーレン|ヒンメルの生まれ変わりまとめ

  • ヒンメルが生まれ変わり、フリーレンの前に再登場することはない
  • ヒンメルはフリーレンに片思い
  • フリーレンはヒンメルに恋愛感情を持っていない

フリーレンの回想の中で「生き続ける」彼は、確実にフリーレンの人生観に影響を与えています。

今後の展開と共に何度も登場していくであろう、ヒンメルの活躍や紡がれる言葉が楽しみですね。

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